太鼓のバチといっても形、材質と沢山の種類がありますので
これから太鼓を始める方はどのバチを選んだらいいかわからないと思います。
と、いうことでこの記事ではバチの事をまとめさせて頂きました。
まずは形を選ぶ
形としては大まかに分けると下記の3種類があります。
長胴(平胴)太鼓
長胴太鼓、平胴太鼓では上記のように太さが均一のものを使用します。
太さの目安:約2.1cm~2.5cmくらい
長さの目安:約33cm~42cmくらい
大太鼓や大平太鼓になると下記のように太くて長めのものを使用します。
太くて長い分、軽い材質で作られています。
太さの目安:約3.0cm~4.0cmくらい
長さの目安:約45cm~55cmくらい
締太鼓
締太鼓では上記のように先端に向けて細くなっている、テーパーバチを使用します。
先が細くなっている分、細かいフレーズを演奏するのに向いています。
太さの目安:約1.8cm-2.4cm~1.9cm-2.8cmくらい(数字が小さいほうが先端の太さです)
長さの目安:約33cm~41cmくらい
かつぎ桶太鼓
かつぎ桶太鼓では長胴太鼓よりも細いバチを使用します。
据え置きタイプの桶胴太鼓では長胴太鼓と同じバチを使用します。
太さの目安:約1.8cm~2.0cmくらい
長さの目安:約38cm~40cmくらい
次に材質を選ぶ
ホオ(ホウ)材
柔らかい(軽い)バチは太鼓の革に優しい分、消耗が早いです。
柔らかい音色をお求めの方や、長胴太鼓や桶胴太鼓などを並べて打つ組太鼓にお勧めです。
タブ材
タブ材はホオ材とカエデ材の間くらいの堅さと重さです。
折れにくく、重すぎないので、これから太鼓を始められる方にオススメです。
ヒノキ材
大きな音量をお求めの場合にお勧めです。
ヒノキは軽い材質なので、太くて長い大太鼓(大平太鼓)用のバチは大体ヒノキ製です。
カシ、カエデ(メープル)材
堅い材質のため、折れにくく、「カッ」というフチ打ちや胴打ちをする方にオススメです。
ただし、丈夫な分重さもあります。
これから始められる方にオススメのバチ
上記でも書かせて頂いた通り、これから太鼓(長胴太鼓)を
はじめられる方にオススメのバチの材質はタブ材です。
太さは2.5cm、長さは40cmのものがオススメです。
子どもの場合は?
長胴太鼓用で子どもの場合はどのバチを選べばいいの?
というお声はよく聞きます。
子どもの場合(園児~小学校低学年まで)
太さは2.3cmで長さは37cmのものが小学校低学年まではお勧めです。
材質に関しては子どもの体力や、求める音によって変わってまいりますが、
基本的にタブ材で問題ないと思います。
ちなみに太さは2.3cmで長さは37cmのバチの重さは
タブ材で1本約90g~120g、ホオ材で約65g~85gです。
演目によって選ぶ
太鼓演目によって推奨しているバチも変わってまいります。
下記の内容は一部です。
三宅太鼓
ヒノキ材で作られたバチで大太鼓用よりは短いものが多いです。
屋台打ち
こちらもヒノキ材で作られたバチで、締太鼓用のようにテーパーになっておりますが、
締太鼓バチのように太い部分を持つのではなく、細くなっている方を持って太鼓を打ちます。
かがり火太鼓
「かがり火太鼓」は、長良川で行われる「鵜飼」に欠くことが出来ない「かがり火」をテーマに、
盛んに燃え揺らぐ炎を表現しています。
だんじりバチ
だんじり用に使われるバチです。
本物のバチの中から「太鼓の達人」に適したバチを選ぶ
ゲームセンターでよくある「太鼓の達人」でマイバチを使用する方がいらっしゃいますが
和太鼓のバチとして販売しているもので、太鼓の達人に適したバチを紹介させて頂きます。
太鼓の達人に備え付けられているバチは、形だけでいうと長胴太鼓用のバチで
この形の方が太鼓を打った時の判定で「良」をとりやすいと言われています。
マイバチを使用される方の場合は、上記写真にもある通り
先がとがったような形のバチが多く、重さが軽く速く動かせるので、スコアが伸びやすく、
ロール(一回太鼓を叩いたときその反動を利用してバウンドさせ、数回カウントさせる技法)も
入りやすいそうです。
軽いと早く動かせますが、軽すぎるとセンサーが認識せず、判定されない場合もあるようなので
軽すぎず、重すぎないバチを選ぶ必要があります。
と、上記の点を踏まえ、本物のバチから太鼓の達人用のマイバチを選ぶなら
「ホオ材(朴材)」の「締太鼓用バチ(太さ:1.9cm-2.8cm 長さ:40cm)」がオススメです。
ただ、マイバチの長さは32cm~37cmが長さが多いようで、40cmだと少し長いかもしれません。
※ゲームセンターによってはマイバチを禁止しているところもありますのでご注意ください
バチの変え時とは?
バチは消耗品です。
上記画像のように、ささくれたり、欠けたりしたら交換をしてください。
そのまま使用すると太鼓の革を傷めたりします。
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