どんな企画なのか?
和楽器の可能性にチャレンジし、もっと幅広いユーザーを増やすために、篠笛や和太鼓、尺八などの和楽器で「和」にとらわれず、フリートラック(曲)に合わせて即興で演奏する「和楽器フリースタイル」という企画をスタートしました。
フリートラックとは商用利用などが可能な音源のことで、YouTubeなどで使用しても問題ない曲のことです。
フリートラックでも商用利用が禁止のものもあるので、サイトの注意事項の確認が必須です。今回は「YouTubeオーディオライブラリ」というYouTubeが提供しているものを使用しました。
▼YouTubeオーディオライブラリ
https://www.youtube.com/channel/UCNhmOF-7XMymHPT-oWHLpuQ
和楽器フリースタイルでは、そのフリートラックを一度聞いてから、即興で演奏をしてもらうという、ラップのフリースタイルや、ジャズのアドリブソロ演奏をイメージした企画です。
なぜこの企画をやるのか?
上記にも書きましたが、幅広いユーザーを増やすことが目的です。幅広いユーザーとは「和」にこだわらず、色々な用途に和楽器を使用するユーザーのことです。
和楽器は日本の楽器でありながら、ユーザーが少ないのが現状です。そのため、一旦は和から離れ、ヒップホップなど別のジャンルの音楽ファンにもアピールできるような企画を行い、いままで存在すら知らなかった層に興味を持ってもらい、ユーザーになってもらえればと思っています。
今回チャレンジすること
第一弾は篠笛でフリースタイルにチャレンジをします。
龍笛は貴族、篠笛は庶民に愛された笛、ラップも貧困の苦しみなどをリリック(歌詞)にするなど、庶民の間で生まれ、愛されているというところから、篠笛もフリースタイルラップのような演奏と相性がいいと思い、篠笛に決定しました。
チャレンジ内容は、フリートラックを一度だけ聞き、即興で演奏するのと、色々なテクニックを詰め込むことを意識してもらいました。
実際、今回の動画では早吹きや、フルートなどで使われるテクニックのフラッタータンギングを使用するなど、色々なテクニックを詰め込んでくれました。
動画を見る際、どんなテクニックが使われているのかを見るのも楽しいと思います。
撮影レポート
テクニックを詰め込んでほしいなどの要望を伝えてから、曲を聴いて即撮影という緊張感のある撮影となりました。
フリートラックはYAMAHAのポータブルPAシステムを使用し流し、篠笛の音の収録は個別のマイクなどは使用していません。
カメラは3台用意し、2台は固定で撮影、1台は手持ちで撮影しました。また、演奏者の周りには3台の照明を置きました。
完成した動画
完成した動画がこちらです。動画編集で音の加工は行っておりません。
今回の企画をやってみて思ったこと
今回、うまくいくか全くわからずやってみましたが、個人的にはなかなか面白いものがとれたと思いました。もっと他の人でも試してみたいと思いましたし、ラップのように1バースごとに複数人で吹いてみても、それぞれの個性がでて面白くなるのではと思いました。来年チャレンジしたいと思います。
また、音源はフリーのものを使用しておりますので、皆さんもチャレンジしていただければと思います。即興で曲に合わせて吹くことにより、技術の向上や、新たなテクニックが生まれるかもしれません。
- 今回の音源はフリーのものですが、YouTube以外にアップロードする場合は許可が必要です
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