割れてしまった篠笛・・・どうしたらいいの?【画像あり】

割れてしまった篠笛・・・どうしたらいいの?【画像あり】

竹製の篠笛は保管の仕方によって割れてしまうことがあります。
上記写真は実際に乾燥で割れてしまった篠笛です。

ということで、篠笛の「割れ」に関して、
この記事でまとめさせて頂きます。

なぜ割れてしまうのか

そもそも、なんで篠笛は割れてしまうのか?

乾燥による割れ

乾燥による割れといっても、原因としてはいくつかあります。

エアコンによる乾燥

夏場や、冬場にエアコンをガンガン使用している部屋に篠笛を置いておくと、乾燥により割れてしまうことがあります。

夏場、車の中に放置して割れる

夏場の車内は高温のため、急激に乾燥し割れてしまいます。
ですので、部活などで遠征に行く際は、バスの中に篠笛を放置したり、トランクルームに入れたりするのも割れる原因になります。

長期間吹かずに置いておく

篠笛を吹かずに長期間置いておき、しばらくしてから見るとパックリ割れていた・・・という事はよくあります。
これも原因は乾燥です。

うっかりミスで割ってしまう

乾燥だけでなく、ぶつけたりして割ってしまう場合もございます。
下記内容は実際に起こった内容です。

移動するときにぶつけてしまう

篠笛を持って移動する際に机にぶつけて割ってしまった。

重いものを載せてしまう

机の上においていた篠笛に気が付かず、重い荷物を篠笛の上において割ってしまう、という事もあります。

まれにこんなことも・・・

割れではありませんが、虫に喰われるというケースもあります。
篠笛の周りに竹の細かい粉が散らばっていたら虫が原因といっていいと思います。

割れ予防をしよう

割れる原因が分かったら、予防をしていきましょう。

乾燥を予防しよう

まずは乾燥予防のために笛袋、篠笛ケースに入れて保管しましょう。

急激な感想は大敵なので、夏場はいきなり車に入れたりせず、エンジンをかけ、エアコンをつけて
適温になったら篠笛を車にいれましょう。その方がきっと人間にとっても体にいいはず・・・。

車でもバスでもトランクルームは厳禁です!

逆にエアコンが効きすぎた部屋も乾燥するので、部屋においておく場合は
エアコンがあまり効いていない部屋においておきましょう。

長期間吹かないのも割れる原因ですので、毎日練習できなくても
定期的に吹くようにした方が良いです。

もし、複数の篠笛を持っている場合は、すべて吹くのは大変ですので
篠笛用にショーケースのようなものを用意し、中に水を入れたコップをいくつか置いておくと、
湿度が保たれ安心して保管しておくことができます。

また、吹いた後、つゆきりで管内を拭くときは
あまり拭きすぎないようにしましょう。
拭きすぎると逆に乾燥して割れてしまう場合があります。

物理的ダメージを予防

まずは、うっかりミスをしないよう、篠笛を持っているときは注意して動きましょう。
それでもミスが起こってしまう場合がありますので、
移動するときは笛袋に入れて移動しましょう。

もっと安全に保管するには篠笛用ハードケースに入れておくと安心です。

割れたら修理・・・?

割れたら修理、と思うかもしれませんが、篠笛によっては購入したときの価格より
修理代の方が高くなる場合があります。

ですので、高価な篠笛か愛着のある篠笛でなければ買い換えた方が安くつく事もあります。

実際に修理をする場合は、篠笛を作った笛師に出した方がいいです。
尺八でもよく言われるのですが、割れたものを修理した後の方が
音が鳴りやすい、いい音が出るといわれることがあります。

最後に

篠笛は保管に気を使うことが多いですが、その分愛着わきます。
大切に扱うことで練習も楽しくなってくるはずです♪

 

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