篠笛の練習方法【音の出し方・吹き方】

篠笛の練習方法【音の出し方・吹き方】

篠笛を購入したらすぐに曲を吹きたい!と思い、基礎練習をあまりせず、曲も思い通り吹けず挫折してしまうという方も多いと思いますが、基礎練習をしっかりすることが上達の早道となりますので、この記事では基礎練習のやり方を書いていきたいと思います。

息の出しかたの練習方法

  • まずは唇の形をしっかりと覚えます。(唇は自然の形から軽くほほえむ感じで、真ん中に小さな穴を開けた状態)
  • 次に左手をあごの斜め下らへんに置き、左手に風が来るように息をして下さい。

吹き方ポイント:唇は自然の形から、軽くほほえむ感じにし、唇の真ん中に小さな穴を開けます。細くまっすぐ息が出るようにします。篠笛の吹き方・指の置き方【画像あり】

仕事の休憩中や電車やバスの待ち時間などでもできる練習です。また、腹式呼吸で行う練習なので、休憩中のストレス解消も兼ねて深呼吸感覚で行ってみて下さい♪

指を動かす練習方法

呂音のおさえ方

指を運指に合わせ素早く出したい音の指穴をおさえられるよう練習をします。音を出す必要はありませんので、まずは指を慣らす為に下記の数字譜の順序で指を押えて下さい。

【七→六→五→四→三→二→一】

すぐに出したい音の運指を抑えられるまで何度も練習して下さい。

この練習も休憩や待ち時間などでできますのでボールペンなどで、この指を動かす練習をしてみて下さい。

音の出しかたの練習方法

雑音が出ないように安定して長く音がだせるよう練習します。先ず5秒ほど吹き、徐々に長くしていき、常に同じ音が 出るように繰り返します。初めに息を使いすぎないのがコツです。

指穴をおさえて音を出す

実際に指穴をおさえて音を出してみます。呂音では「六」の音が比較的出やすいので、まずは六の音を出しましょう。指穴をおさえて音を出す場合も出来るだけ長く音を出してください。安定して音が出るまで練習して下さい。

音の練習順

「六」の音が第一声から安定して音が出るようになったら、「五・四・三・二・一」の順で同様に練習して下さい。音が低く出る「二」や「一」はよりそっと息を吹くのがコツです。

指を動かしながら吹く

個々の音が出るようになったら息を吹きつけながら、指を変える練習をします。まず「六」の音を出し、そのまま止めずに五の音を押えます。スムーズに六~五と音が移れるように繰り返します。同様に五~四、三~二、二~一も 練習しましょう。

甲音の練習方法

甲音のおさえ方

甲音では「2」の音から練習

甲音では「2」の音が比較的出やすいので2の音から練習します。甲音の練習も音は出来るだけ長く出してください。安定して音が出るまで練習しましょう。

音の練習順

「2」の音が安定して出るようになったら、次に「3→4→5→6→1」の順に同様に音を出してみてください。音が高くなる「6」や「7」はより強く細い息で吹くのがコツです。

大甲音の練習方法

※大甲音の「ラ、シ」は非常に難しく、曲で用いられることもほとんどありません。

大甲音のおさえ方

大甲音では「ド」の音から練習

大甲音では「ド」の音が比較的出やすいのでドの音を出します。この練習でも音は出来るだけ長く出し、安定して音が出るまで練習しましょう。

音の練習順

「ド」の音で始めから安定して音が出るようになったら、次に「レ→ミ→ファ→ソ」の順に同様に音を出してみてください。音が高くなるにつれ強く細い息で吹くのがコツです。

甲音・大甲音の音を出すためのポイント

甲音、大甲音になると息を細く、早く、そして正確に音が出るポイントにあてる必要があります。 中々音が出ない場合は、息を当てる角度を変えたりするなど、色々試してポイントを探し出してください。

また、なかなか音が出ないからといって力まず、リラックスした状態で吹くようにしてください。

 

[wpi_designer_button slide_id=983]

篠笛立平 唄物 7穴 8本調子・9本調子・10本調子・11本調子・12本調子 蒔絵:天の川 ONIKKO SHOPの人気の篠笛はこちら >

篠笛カテゴリの最新記事